2009年06月29日
やっぱり難しい・・・

原因は水質の悪化です。
小さな水槽の中に、水質浄化のバクテリアを繁殖させ安定的に生物ろ過を行わない限り、水質はどんどん悪化していきます。このバクテリアによるろ過は自然環境でもまったく一緒です。自然環境における水質浄化のサイクルを水槽内に再現しない限り安定した熱帯魚の飼育は不可能といえます。
自然環境の中で、魚から出るし尿の類は、アンモニアから亜硝酸や硝酸といった窒素化合物へと変化していくわけですが、ここにかかわるのがバクテリアです。このバクテリアを水槽内で繁殖させる必要があるのですが、生物がいないと繁殖しませんし、バクテリアがいないとアンモニアが水槽内に蓄積し、生物が死んでしまいます。
今回のネオンテトラの半減はこれが原因。バクテリアが十分繁殖していない状況に20匹は多すぎでしたね。
水槽内で、水草が順調に成長することで、光合成によって二酸化炭素と窒素が消費され、酸素が供給されます。魚が順調に成長することで、酸素が消費され、二酸化炭素と窒素が供給されます。この二種の成長がバランスよく整うことで水質が維持されます。
自然界では、これがバランスよく機能しているのですが、水槽という小さな環境の中で再現するのはとても難しいですね。
一度バランスが取れれば安定するのですが・・・
Posted by ryou_date at 21:50│Comments(0)
│水槽
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。