ヘルメットにスピーカーを仕込んでみよう2
まずはヘルメット内部を確認して取り付け位置を決めていきます。SHOEIの場合は、内装の一部が外れますが、スピーカーを隠すスペースがありません。したがってスピーカーを隠す布を準備しておきます。アライの場合は、耳の部分の内装をはがし、布をめくることができますから簡単にスピーカーを隠すことができます。
位置が決まれば、スピーカーとジャックにマイクケーブル(同軸ケーブル)を半田付けしていきます。完全にスピーカーを固定してしまうと無線を使わないときに、コードがヘルメットから垂れ下がったままになってしまいますから簡単に外れるようにします。そのためにスピーカーの裏側に、スポンジとマジックテープを両面テープで止めておきます。ちなみに写真はすべてSHOEIのシンクロテックのものです。また、同軸ケーブルですから、余計な配線をむき出しにしないように熱収縮チューブを利用してできる限り心線をむき出しにしないようにしておきます。
つぎに、ヘルメット内部にマジックテープを両面テープで貼り付け、ここにスピーカーを取り付けます。この時、コードが下にたれるように、また、取り外した内装の下を通るようにしておきます。コードを固定することはしていません。
内装を元に戻すときに、フェルト生地を挟み込むようにして戻してあげるとスピーカーユニットが目立たなくなります。これで一応完成です。今回製作したのは、無線機を接続することを目的にしていますので片側しか配線していません。将来的に、ステレオにできるように、ジャックは三極のものを使っています。
実際にMP3プレーヤーを接続したり、無線機を接続して聞いてみましたが、音質を追求しなければ実用範囲内の音質です。バイクで走行したわけではありませんからどの程度実用になるかが楽しみです。
ちなみに、ジャンク品利用もあって、全部で500円以下で完成しています。まともな製品を買えば3000円以上はしますから見た目の悪さを差し引いても安くついたほうかな?
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